TOMORROW ~ドミニカ共和国だより~


2006.6.28~2008.3.21、   ドミニカ共和国での青年海外協力隊生活の様子を書き綴っています☆第2の都市サンティアゴで小学校教諭として現場教員に算数指導をしています。  kamucomechika@yahoo.co.jp
by kamu-come-chika
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先生の子ども

9月13日(水)ドミ共生活78日目

私の仕事の目的は「教員の算数指導力の質向上」を目指すこと。
私の学校には今までにも隊員が派遣されていて、私で3代目。
学校ではもっぱら授業観察をし、アドバイスできる部分でアドバイスをしています。
これがなかなか難しい。
まだ信頼関係を築いている段階だから、あまり一方的に言いたくないし、
スペイン語で何て言ったらうまく通じるのかわかんないし、
勤務年数20年以上のベテラン先生もたくさんいて、
きっと「今までそれでやってきたんだ」という彼女達なりのプライドがあるだろうし。

今日の午後は2年生の教室へ。
1年生から持ち上がりという、まだ30代前半の先生が担任しているクラス。
しつけが全然なってなくて、人の話を「聞く」ことが出来なければ集中力も無い。
彼女の長男が1年生にいるんだけど、彼のクラスは午前中なので、
午後は2年生のそのクラスで母親の仕事が終わるのを待っています。
・・・とは言っても、自由奔放、勝手気ままに。
授業に参加したくなれば勝手に参加し、気が向かなくなると勝手に教室を出て行く。
その子本人は可愛いし、母親であるその先生も性格はいいんだけど、
はっきり言って、その「先生の子ども」が授業を邪魔している事が多々。
今までも授業を見ていて「う~ん。。。」と思っていたけど、
今日はちょっとある出来事が起こりました。

問題を書いて写して・・・を繰り返すばかりの授業。
「練習量を確保するためフラッシュカードを使って練習してみたら?」とアドバイスした私。
イマイチその使い方がよくわからなかったようで、
ちょっとだけ時間をもらって授業をしてみました。
始めは、全員で答えを言った後、何人かの子どもに当ててみる。
その先生の子どもも、もちろん当てて欲しくて一生懸命挙手していたんだけど、
他にもいっぱいそういう子はいる訳で、私は彼を当てなかった。
むしろ本来クラスではないのだから参加するべきではないし。
もしも参加するのであれば、最初から最後までほかの子と一緒に過ごすべきだし。

すると・・・。突然彼が大泣き。
「当てて欲しいのに当ててくれない」からだと。
1年生だしまぁ自然な気持ちかもしれないけど、それでは単なるワガママ。
「みんな答えたいから、アナタだけには当てられない。それがみんなで勉強するって事」
という説明をしながらも、彼の声を無視して続けていました。
ビックリしたのは母親の方。
本来は母親である彼女が、たしなめるべきところ。
でも彼女は、「泣いちゃった。当てて欲しかったんだって。」と私に言ってくる。
・・・いやいやアンタの息子でしょ!アンタが叱りなさい!と思っちゃいました。

今までの彼は、参加したい時にだけ参加して、
いつも当てて欲しいときには当ててもらえる環境にあった。(本当に当てすぎなくらい)
先生の子どもばっかそんな事が許されているのはおかしいでしょ。
周りの子にも迷惑だし、第一その子自身にも良くないはず。
他の子どもも「○○ばっかずるい~」「ヒイキや~」とならない事にも不思議。
先生の子どもが教室にいることは仕方の無いことかもしれないけど、
そんなに小さな子どもでもあるまいし、もう少し何とかできるんじゃないの?
そんな風に思った一日でした。
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by kamu-come-chika | 2006-09-13 17:40 | ドミニカ学校&活動
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