TOMORROW ~ドミニカ共和国だより~


2006.6.28~2008.3.21、   ドミニカ共和国での青年海外協力隊生活の様子を書き綴っています☆第2の都市サンティアゴで小学校教諭として現場教員に算数指導をしています。  kamucomechika@yahoo.co.jp
by kamu-come-chika
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

授業見合いっこ

3月27日(火)ドミ共生活273日目

教師にとって何が一番勉強になるかといえば、
「人の授業を見ること」「自分の授業を見てもらうこと」だと私は思います。
偉い先生の講習を受けるよりも何よりも、「まずは授業」から学ぶ、
それが一番自分を成長させてくれると思っています。
それは日本でも一緒。
日本では研究授業(校内や公開など、レベルは色々あるけど)という形で
お互いに授業を見合って、ダメだしをし合う場があります。
研究授業のために準備をすることで、
子どもの実態把握や、自分の考えをまとめるきっかけになります。
もちろん、それは全て日々の授業でも考えないといけない事ですが、
指導案にまとめる事で、普段見落としている事に気づいたり、
意見をもらえたりするので、とても有効です。

ウチの学校は、私で3代目。
「公開授業」をしよう、とプロジェクト全体でも働きかけ、
今までの先輩隊員も取り組んできています。
今年も2回公開授業をして思ったこと。「授業を見る視点」をもっと育てたい。
何を見たらいいのか、何をアドバイスしたらいいのかわからないから、
反省会では「良かった!」という意見しか出てこないのです。
普段からもっと授業を見合って(これについては日本でも同じ事が言えると思うけど)、
良い点・改善の余地がある点、を書きとめて交流することに
大きな意味があるのでは?と思ったのです。
公開授業をしても、指導案を書くこと・美しい教材を使うこと、だけで
満足してしまっているので、そこからもう一歩前進したい、そう思ったのです。
・・・という事で。
学年会の時間(専科が入っていて子どもの授業をつぶさなくて済むので)を利用して、
各学年一人が授業をして、その学年の先生が授業を見る。
気づいた点をメモして、交流しあう。
一回きりじゃなく、順番に全員が授業をする。
「指導案を書く作業が大変で嫌だ」という意見の多い公開授業の時のように、
指導案は必要ない。普段どおりの授業を行う。
そんな「ClaseCompartida(共有授業)」を提案したのです。
私たち日本人ボランティアから受け取ってばかりではなく、
自分たちで高め合う機会をつくって欲しいという願いをこめて。

入院中にClaseCompartidaの予定をしていた日が来てしまったのですが、
理解を示してくれていた1・2年生担当のCordinadora(教務主任)のOnassisは
私の意図していたように、行ってくれたそうです。
自分たちでやろうという意欲の表れだと思い、すごく嬉しかったです。
3・4年担当のCordinadora(教務主任)のBeatrizは、
事情があったらしく、行えなかったそう。
私自身がいなかったから仕方ないか・・・と思っていたけど、そこからが問題。

授業者が今日やるつもりでいるとの事。
普段どおりの授業でいいよ、指導案は必要ないよ、
そう言っていたけど、本人は超やる気で色々準備をして来ていたらしい。
今日・・・学年会の日じゃないんだけど・・・(>_<)
学年会の日じゃないと、子どもの授業時間をつぶしてやらないといけません。
「放課後」という時間が無く、子どもの下校時刻が先生の勤務終了時刻なので
講習会も、子どもの授業をナシにして行っています。
講習会をする側としては「それだけの価値あるものに!」と準備をしているけど、
今日のような授業のために毎回授業をつぶしていたら全然授業が進みません。

「『まずは先生達が授業をすること』が一番大事だから、今日はできない」
そう言うと、「大丈夫。8年生を呼んだから」。
「・・・それはダメ!8年生じゃちゃんとした授業にならないから」。
この国では、正規の先生が休む時は、本人がSustituta(臨時教員)を探します。
Sustitutaはちゃんとした免許を持っていなくてもOK。
という事でしょっちゅうSustitutaが授業をしている事態が起こっているのですが、
はっきり言って授業になっていません。(もちろんSustitutaにもよるけど)
一番大事なのは「子どもの授業時間を確保すること」。
かなり説得して、やっと何とかわかってもらえたようです。
[PR]

by kamu-come-chika | 2007-03-27 12:53 | ドミニカ学校&活動
<< お見舞い 復帰 >>