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TOMORROW ~ドミニカ共和国だより~


2006.6.28~2008.3.21、   ドミニカ共和国での青年海外協力隊生活の様子を書き綴っています☆第2の都市サンティアゴで小学校教諭として現場教員に算数指導をしています。  kamucomechika@yahoo.co.jp
by kamu-come-chika
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テスト作成

5月14日(月)ドミ共生活321日目

今日は2年生のClaseCompartidaの日。
前々から決まっていたのに、担当の先生は、
「もう学年末よ。テストのために復習しないと。新しくやることなんか無いわ。」
新しいことは要らないから。普段の授業でいいから。
鎖国ならぬ鎖学級状態ではなく、授業を見合って意見し合う事に意味あるから。
意図が伝わってないなぁと悲しくなりながらも、
そんな説明をしながら、一緒に授業を準備して、なんとかやってもらった。
内容は2年生の3桁の足し算。クラスの子ども達には
「私はやりたくないけど、Chikaがやりたいらしい」…そんな説明要らないのに~。
「みんながきちんとお話が聞けるようになって来たから、それを見に来てくれるよ。」
私からはそんな説明をしてみたけど、う~ん。。。

授業の中身は事前に一緒に考えただけあって、まぁぼちぼち。
「この場合あなたならどうする?」「彼女はこうやってるけどどう思う?」
と問いかけながら、一緒に授業を見てみる。
授業後の反省会の時間は十分ではなかったけど、
「いいんじゃない?」の意見しか出なかった、さっきの問いかけに対する
私の意見を言い、いろんなやり方がある事も提示してみた。
一つのやり方を知るとそればっかりやる傾向にあるから、飽きさせないための工夫や、
今の段階ではどうだとか、どのくらいの子ども達が理解しているかとか、
子どもの実態に合わせた授業展開ができる事を目指して。
教え方って、結局は考え方だから。
小手先のやり方を知ったところで、意識が無いと意味が無い。
「意識改革」なんて大それた事できるわけない…とも思うけど、
やっぱりそれしかないんだとも思う。
ちょっとずつのエッセンスが彼女たちの心に少しでも染みていってくれたら…と。
書いてから思った。最近同じ事書いてる。…でも、そう、切に願うのです。

ところで。今日学校に行ってみると、1年と3年はお休み。(2年と4年は明日お休み)
学年末テストのために、一日授業をつぶして学年ごとに会議を開いてテスト作成。
そんなの誰か一人が作って、他の人がチェックしたらいいやん!
なんで一日潰すの~??って思っちゃう。
結局は授業やりたくないからちゃうん?って思っちゃう。
8月中旬から年度開始のドミニカ。
6月に入るとテストがあり、その後は追試&補講があって
そのままの流れで夏休みになるらしい。
最近はもう学年末の雰囲気です。
日本ではやるべき内容(カリキュラム)が決まっているから、遅れていた場合、
(私の)学年末は「あの単元も終わらせないと!」って必死なんだけど、
こっちでは、絶対に終わらせないといけないっていう意識が低いからの~んびり。
「もうテストだし~。今年度も終わりだし~。」
そんな雰囲気の学年末です。

by kamu-come-chika | 2007-05-14 23:19
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