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TOMORROW ~ドミニカ共和国だより~


2006.6.28~2008.3.21、   ドミニカ共和国での青年海外協力隊生活の様子を書き綴っています☆第2の都市サンティアゴで小学校教諭として現場教員に算数指導をしています。  kamucomechika@yahoo.co.jp
by kamu-come-chika
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観察

10月4日(水)ドミ共生活99日目

観察してみた。

どうしてこんなに理解度が低いのか。
どうしてこんなに話が聞けないのか。
どうしてこんなに子どもたちが落ち着かないのか。

日本の子どもたち。
鉛筆5本、赤鉛筆、消しゴム、定規が揃った筆箱を全員が持ってくる。
学校にお金は持ってこずに、勉強に必要な物は親に揃えてもらう事ができる。
ドミニカの子どもたち。
鉛筆一本とノート一冊だけを大事そうにリュックの中に入れて持ってくる。
文房具はそれだけだけど、学校にはおやつを買うための小銭を毎日持ってくる。

日本の子どもたち。
宿題をしてきて、毎日必ずチェックをする。
親の認識は「子どもは学校に行くのが仕事」「宿題は必ずするもの」。
ドミニカの子どもたち。
おうちでやらない子も多いし、先生達のチェックも甘い。
学校に行かない子もいるし、メリエンダ(支給されるおやつ)目的で登校する子もいる。

もちろん、金銭面で難しい部分もある。
話を聞かないのは「国民性」とも言える部分もあるし。
逆に日本でも家庭によってはそうでないところもあるしね。
でも、ちょっと観察しただけでもこの違い。
教育する側の、教師側の、学校側の
意識が高まればちょっとは改善するのではなかろうか。
そんな気がしてならない。

by kamu-come-chika | 2006-10-04 11:35 | ドミニカ学校&活動
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