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TOMORROW ~ドミニカ共和国だより~


2006.6.28~2008.3.21、   ドミニカ共和国での青年海外協力隊生活の様子を書き綴っています☆第2の都市サンティアゴで小学校教諭として現場教員に算数指導をしています。  kamucomechika@yahoo.co.jp
by kamu-come-chika
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新聞記者取材

11月14日(火)ドミ共生活140日目

火曜日午前中はDistritoで定例会議。
前回の講習会の反省会と連絡事項・各校報告をした後は、
徳島新聞のM記者が我が算数プロジェクトに取材に来られました。
日本との教育システムの違いとか、仕事をする上で感じるジレンマとか、
活動する中で困る点や活動する中で成果は感じられるかなど、色々聞かれました。
プロジェクトについてはシニア隊員に、
活動については活動期間の長い先輩隊員を中心に話を聞いていたのですが、
私もちょびっとだけ取材に協力させていただきました。

陽気でおおらかな人柄なので、生活する上ではとっても付き合いやすいけど
仕事をする上では、サボりたがり屋さんだったり時間にルーズだったりと、
ちょっと困る事も多い・・・そんな感じだな~と思います。
だから遊びでこの国に来たら多分とっても楽しいだろうな、と。
・・・とココまで書いて、「陽気でおおらか、時間にルーズ」って私の事やん!って思った。
日本人間では「典型的なO型やね」って言われるけど(どういう意味でしょう?笑)、
この国の人はO型の日本人を×100倍した感じの人が多い…そんな風に感じます。

この国の学校現場の問題点を挙げると、
子どもたちが話を聞けない、学習道具が揃わない、
先生達が授業中にお菓子を食べている、やる気がない、
雨が降ると子どもも先生も学校に来ない、授業時間が短い…。
私たちは「現職教員の算数における指導力の向上」が要請内容で、
記者である彼女は、「算プロ」の活動を取材に来られたのです。
「算プロというよりそれ以前のような気がしますね」と言われましたが
本当にそのとおり。「算数」という枠組みがあっても、学習するためにはルールが必要で
(特に低学年の子どもたちには)それが学力向上に大きく関わります。
現場の先生達にもそれを伝えようと日々思うのですが、
「算数の事」は教えて欲しいと思っていても、
「学習規律」については、こんな若造に言われたくないんだろうな…
と感じることがしばしばあります。(私も言いにくいしね)う~ん、難しい。。。

昼食を一緒にとったので、
この国の印象などを逆にM記者に取材してみました(*^-^*)
「発展途上国」だと聞いていたけど、オシャレな国でビックリ。
大きな建物もあって道も立派だし、人もみんなオシャレだし。
確かに見た目重視のこの国の人たちは、外見をとても気にします。
ご飯は我慢しても、服は(安物でも)ちゃんとスーツを着る!みたいな。
M記者は、首都サントドミンゴと我が町サンティアゴを
中心に取材していたそうなので、特にそう感じたのかもしれないな。


夜は学校の先生、A先生のお誕生日会。
5時半に授業が終わって(ココでは授業終了と同時に勤務時間も終了なので)、
それから彼女のおうちに行って、彼女もそれから20人ほどの食事を準備。
日本とは違って、大なべで一種類の食事を作るから手間は少ないけど。
そんな時にはプラスチックのお皿やカップを使うので、洗いものも少ないし。
(その度に大量のゴミを出すのはかなりの問題だと思うけど)。
飲み会に3000~4000円かかる日本とは違って、
いっぱい飲んでも一人100ペソ(350円くらい)で済んじゃうから経済的だよね。
…それにしても、パワフル!
煮込んで煮込んで、食べる時にはもう9時。
大音量の音楽の中、飲んで踊って喋って…。
私は一番に帰ってきたけど、それでももう10時半。
明日も朝8時から仕事(授業開始)なのに
平日のこんな時間まで騒いでるんだからすごいよな~。
なんだか妙に感心しちゃいました。

by kamu-come-chika | 2006-11-14 11:51 | 青年海外協力隊(JICA)
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