by kamu-come-chika
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5月11日(金)ドミ共生活318日目
現在、我々の算数プロジェクトでは、 08-05地方教育事務所(日本の市教育委員会レベル)の42校のうち 6校のパイロット校を、6人のボランティアがそれぞれ担当しています。 月一回の講習会を組み立てる中で、Tutor(日本でいうところの指導主事)たちにも 関わってもらい、理解を図ってきました。 彼らは彼らで、プロジェクトのいい所を他の学校にも伝えようと巡回しているそうです。 今日はその様子を撮影すると言っていたので、私も同行させてもらいました。 行った先は、Telesforo Reynosoという学校。 11月からTutora(指導主事)になったAleidaが担当している学校です。 彼女が関わりだして半年。 以前の学校の様子は知らないけど、よくがんばっているなぁと感じました。 掲示物や教材は、ボランティアが個人的に作ったものを真似しているだけで 考え方や使い方の部分では課題もたくさんあって 有効活用されているかどうかは教師個人の資質に関わる部分が大きいけど、 そうやって自分達自身で作ろうとしているところが素晴らしい。 中には統制力も指導力もある先生もいてびっくり。 これをうまく生かす手は無いかな?と思いました。 同じ公立小学校なのになぜか少人数制で1クラス20人前後。 父母会が印刷費を負担するという方法でプリント学習も導入しようとしています。 これはすごい事。授業でプリント学習をするのは一番手っ取り早くて楽な方法だけど、 印刷代を考えると、今はJICAの費用で印刷していても、 JICAが引き上げた後はその指導法は変えざるを得ない…と考えると、 二の足を踏んでしまう私。やはり自分達自身で回る方法が望ましい。 ウチの学校でも、他の学校でも、そんな形で実現していったらいいなと思いました。 Tutorが普段どんな仕事をしているのかわからなかったので、 正直なところ、彼らにあまり期待はしていなかったけど、 結構頑張ってるんだな~なんて思いました。(あれ?私偉そう?笑) 普段、私のやってることって何だろうとか、 私がいなくなったら機能しないシステムはどうかとか、 援助慣れ(という言葉が適切かどうかはわからないけど)しつつるのではないかとか、 いろいろ悩む事はあるけれど、こうやって援助なしに ドミニカ人同士の高め合いができるんだと思うと嬉しかった。 Aleidaが授業を乗っ取っちゃって担任の先生を混乱させていたり、 やりっぱなしで指導できていなかったりもしていたけど、 ドミニカ人同士の高め合いができつつある現場を見る事ができてよかったです。
by kamu-come-chika
| 2007-05-11 23:28
| ドミニカ学校&活動
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